インタビューの間、衣装を汚すことを恐れてか、ほぼほぼパンイチというお姿

ジャニーズ事務所のタレントさんは大抵、会社の移動車に乗ってスタジオまで来られるのだけど、スッピン&私服で入ってくる場合がほとんど。みんな本当にオシャレでびっくりよ。

 グループならば家が同じ方面の人たち3~4人が一台に同乗してきて、違う移動車で何人かがやってくるんだけど、たまに誰かがうっかり寝坊しちゃったり、前の仕事が押して時間通りに来られなかったりとか、常に何らかのアクシデントが待ち受けるものなの。前々から頼んであった撮影用のソファーが当日になってなぜか届かないとか、不測の事態もしょっちゅう。

 メンバーの誰かが到着しない場合、お寝坊なら少し待てば大丈夫なんだけど、マネージャーさんが青ざめながら慌てふためくのは、たとえばこんな時。

「〇〇もそこの角まで車で一緒に来たんですけど、熱がとても高くて病院に行かせました。様子を見させてください」

 体調不良は心配もするし、ちょっとビビるかな。少し経って連絡してみると、そのアイドルくんは「インフルエンザにかかった」とかで、もちろん撮影には来れずだったの。グラビアもだけど、グループでの表紙撮影なんかもあるから、一人でもメンバーが足りないと大変で。

 でも今はたとえ合成になったとしても高い技術力があるから、意外と違和感なく「みんなで一緒に撮ったふう」の写真が出来上がってくるのよね。カメラマンさんも「本当にいい時代になったよなぁ。昔なら大騒ぎだったよ」なんて言って胸を撫で下ろしているもの。

 ちなみにインフルにかかってしまった可哀想なアイドルくんは数日後、完治してから一人で撮り直しをして、無事に表紙とページを撮り終えどうにか事なきを得たのでした。

「笑ってください」は禁句!
 どんなトラブルが起きようと何とか乗り越えて撮影やインタビューをするんだけど、メイクを終え、衣装を身につけてカメラの前に立つと、ため息が出ちゃうぐらいのオーラを出しまくって、文句なしのカッコイイ姿を見せてくれるのがジャニーズタレントさんの凄いところ。

 こちらの撮影テーマを瞬時に理解して、自分なりのポーズや表情で魅せてくれるから、カメラマンさんもノリに乗ってきて「いつもより多く撮ってます」状態になることも多々。カメラマンさんもそれぞれみんな個性的で、大声で「イエーイ」を連発する人や寡黙な人がいたりもして面白いのよ。

 そういえば、今は撮影で“禁句”になってるフレーズがあるの。それは「笑ってください」。なんでだと思う?

 慣れないカメラマンさんが業を煮やしてついうっかり「笑ってください」なんて言っちゃった時のこと。山下智久くんが「面白いことがないのに笑えないよ~」と意見したのよね。確かにごもっとも。正論です。山Pは正直者だから、「作り笑いってのもイヤだしさ。俺、写真で上手く笑えないんだよね。そりゃちょっと笑ったらパッと撮れてみんなの仕事が早く終わるだろうってことも理解してるんだけど、作った笑いでもいいの? それで誰か喜ぶのかな?」と問われ、う~んと考え込んじゃった。

 確かに「笑え」って言われても急には笑えないもんね。ただ、怒ったような顔ばっかでも誰も喜ばないだろうし、その時は「次からはちょっと考えるけど、今回はテーマに沿った少し柔らかめの顔でとお願い」と話し合って撮影を再開したっけ。

 前回も、「今、ハマってることは?」という質問に山田涼介くんが「あのさ、そんな1カ月も経たないうちに同じ質問がきてさ。『今はコレにハマってます、これが周りで流行ってます』って答えられると思う? ハマって趣味にしたんならとことん突き詰めたいじゃん。1カ月でハマってることが変わったとしたら、逆におかしくね? 嘘つきたくねー」と正論をかましてくれたと書いたけど、正直者にはかなわないわ。

 一方、「固め笑顔の殿堂入り」と言えば中居正広さんと堂本光一くんがワンツートップ。ご本人たちももうネタにするぐらいだけど、両者とも「俺、写真が大嫌いなのよ」と譲らず。「俺クラスになると、何十枚撮ろうと同じ顔ができるから。どの雑誌の表紙もグラビアもこの何十年ず~っと同じ表情だもん」と笑いながら豪語するほどで、お互い十分に分かっていることだから揉め事にはならず、撮影は淡々と進むのみ。

 ファンの皆さんも了承済みだと思うけど、今さら急に中居さんや光ちゃんがめちゃくちゃ笑顔で写真に収まっていたら、逆に違和感を覚えちゃうでしょ? 撮影もタレントさんの個性に合わせて進めていくことになるの。

 撮影にはかなりの時間を有するから、スケジュールが立て込んでいる時はまさに時間との戦いね。特に全員集合での撮影は誰か一人が目をつぶっていたりしたらアウトだから、いろんな号令をかけながら進めるの。

 優しいカメラマンさんに代わりコワモテ(!?)のアツが「ハイ、息吸って、吐いて、そのまま止めて3秒静止!」とか言うと「レントゲン写真じゃねーんだから」と総ツッコミが入ったり、「いい顔しよう、すぐ終わる」とか言うと「そんな標語ねーぞ」と突っ込まれたり、「ギャンギャン超音波でうるせーぞ」と叱られたり、若いグループだといつまで経ってもわちゃわちゃは止まらない! あっと、全部アツのせいか、ごめんよ~。


インタビュー音源は「誰にも聞かせない」という約束
 でね、撮影合間にもインタビューはするんだけど、撮影後はグループ全員での対談もあるから個人インタビューも時間との戦いなの。大きい声じゃ言えないけれど、アイドルくんたちはインタビューの間、衣装を汚すことを恐れてか、ほぼほぼパンイチというお姿!

 夏でも冬でも年がら年中パンツ一丁。「風邪引くよ~」なんて言うんだけど、彼らの同意は得られず。木村拓哉さんから始まってのジャニーズのパンツ事情、アツはかなり詳しくなっちゃったかも。皆さん引き締まったいい体をしてらっしゃるから素敵なんだけど、こっちも一応インタビューで忙しいし、だんだん見慣れてきちゃって、今じゃ洋服を着ていると「どーしたの? 具合でも悪いの?」なんて聞いちゃうぐらい。ヤダ、慣れって怖いわぁ。

 インタビューもその時々に応じていろんな場所で行うんだけど、たまにメイク中にインタビューする時があるの。今はICレコーダーの性能もいいから音声が拾えるけれど、ちょっと前はドライヤーの音に音声がかき消される時もあってね。誰がドライヤー時間が長いって、皆さんのご想像通り、そう、御明答の稲垣吾郎さんです。

 もう吾郎ちゃんったら1時間近くガーガーワーワー(ワーワーは言わないか)ドライヤーをかけてるから、怒鳴り合い状態でインタビューしていたことがあって、後で聞き直したらなーんも聞こえなかったなんて時も。やっぱり場所は大事だからだいたいは楽屋で聞くことが多いかな。

 でも基本、アツの場合はタレントさんと1VS1のタイマンでのインタビューが多いの。というのも「ちゃんと話したいから」というタレントさんもいて、いつしかマネージャーさんも誰も付けずにインタビューをするようになっちゃったのよ。吾郎ちゃんなんかは「周りに人がいると、何か落ち着かないから」っておっしゃるしね、そのわりによく言い争いをさせていただいておりますがぁ(笑)。

 タレントさんとアツとICレコーダーの三者面談でインタビューして、インタビュー中に「このページはこんな感じの構成にするね」という打ち合わせもご本人と。よくライターさんがインタビューする時、編集者が隣りにいてICレコーダーを二台回す場合があるんだけど、アツの場合は説明通り編集者も立ち会わず。

 また、たとえ編集者のICレコーダーがなくても、ライターさんが撮った音源を後で編集者に送るというのが普通なんだけど、アツはそれもナシなの。タレントさんとの「この会話は誰にも聞かせない」という約束の元、音源は誰にも渡さないルールになっているのね。

 もちろん編集者には「こんな感じの内容だよ」という話はするけれど、タレントさんの「この場にいない人に音源だけ聞かせるって何かイヤだ」という思いはごもっともだし。ナイショ話っぽいけど、信頼関係の元、インタビューを行います。ゲラチェックもないから、アブナイ内容が飛び出した場合は本人と直に「この発言はちょっとないかも。どうする?」と相談したり。

 嘘を書いたらファンのみんなには「〇〇くんはこんなことは言わない」ってすぐ分かっちゃうし、読者の皆さんに少しでも何かが届けられるよう、まだまだ勉強不足だけれど、それなりにちょっと頑張ってインタビューしているつもりなの。

 もちろんインタビューするまでには、そのタレントさんが出演しているドラマや映画や舞台のレッスン場やロケ場所にも足繁く通うし、いつもみんなから「お前の顔、毎日見てるような気がするわぁ。親や友達より長い時間いるよな」とイヤそうに言われるのが常だけど、距離を縮めるためにはそんなこともしてみたり。猛暑だろうと厳寒の中だろうと、早朝だろうが真夜中だろうとイケイケどんどんガムシャラにロケに突撃も。とにかく微力ながらあの手この手で仲良くなるべく、あっちへこっちへと奔走するの。毎度しつこくて申し訳ない!

 まぁ中にはなかなか心を開いてくれない人もいるけど、それはこちらの努力不足もあるのよね。

 一方、「元々、取材が嫌い。俺のことはいいじゃん」ってハッキリ言ってくる人も。それは逆にもう潔いし、ギリギリまで粘るけど仕方ないかなぁって諦めることもあるわ。でもね、インタビュー後、原稿を書く時に改めてICレコーダーを聞き直すんだけど、ど~んよりした空気までキッチリ再現されていて、なお一層ヘコむ時もしばしば。なかなか難しいのよね~。


スポーツ紙の取材でジャニタレが手に汗握る理由とは?
 やっぱり対談なんかでめちゃくちゃ盛り上げてくださるのは嵐の皆さんがダントツかしら。対談を聞いていて、仕事なのにお腹を抱えて笑っちゃうもの。「傍観者じゃないんだから、参加しなさいよ。笑ってばっかいないでさぁ」と言われたことも……。いつだってめちゃくちゃ忙しいスケジュールなのに、嵐には本当に頭が下がるわ。

 Kis-My-Ft2のみんなもボケとツッコミが絶妙だし、ほったらかしておいても北山宏光くんがうまく回してくれるからいつも「ミツ様々!」と拝み倒しちゃうの。KAT-TUNも三者三様の立ち位置でトークを展開してくれるんだけど、ある時、いつになく亀梨和也くんのご機嫌が悪くて、口数が少ない時があったの。「人間だもの、そんな時もあるさ」と相田みつを先生を思い割り切ってインタビューしてたんだけど、やっぱり弾まず。

 どうにか打開しないとと思って、ダメ元で「今日、亀ちゃんのご機嫌がよくないと思う人~?」と言って手を挙げてみたの。アツとしては決死の覚悟でね。そうしたら他のメンバーも一斉に手を挙げてくれて、それを見た亀ちゃんが「うん、俺が悪かった。ゴメンゴメン」と言って頭ポンポン攻撃よ。もうね、コレは反則でしょ。いきなり撃沈しちゃって勝手ながら「一生、亀ちゃんに着いていく」と決め、今に至ります。

 いろいろあってもホントみんな憎めない。原稿を書きながら「もう少し突っ込んで聞けばよかったかな」と反省したり、思い出し笑いをしながらの毎日。何年経っても未だに毎回毎回がドキドキだもの。いつになったらカンペキにできるようになるんだろ? はぁ~(涙)。

 ……って、またダラダラ書いちゃったけど、これがスポーツ紙の取材になると全然違うのよね。彼らの場合の多くはジャニーズ事務所内の会議室で、タレントさん、チーフマネージャーさん、現場マネージャーさん、広報部さん、レコード会社のスタッフ等など、周りにズラーリと人だかりが。1VS6ぐらいだから、単身乗り込む記者さんがと言うよりはタレントさんの方が緊張しちゃうんですって。「だって下手なことを言ったり、返しがうまくいかなかったりしたら、スタッフから怒られそうで。言葉も選ばなくちゃいけないからスポーツ紙の取材はホント手に汗握る」そうなの。

 スポーツ紙の皆さんは囲み取材では何度かタレントさんと相対してはいるけれど、個人インタビューはそんなになさらないから、タレントさんも知らない顔の記者さんを前にどう接していいか、ちょっと悩むみたい。それにスポーツ紙さんはゲラチェックがないから、タレントさんとしても「変なことを言ったらそのまま載っちゃうから気をつけないといけない」と気を引き締めて挑むんだとか。とはいえ、スポーツ紙さんだって敏腕記者揃い。何とか「恋バナ」を聞こうとグイグイ攻め込んでいくのよね。

 攻防戦を繰り広げつつも恋愛話まで広げられなかった場合は「見出しで煽る」のがお約束。スポーツ紙も一般紙も記事は取材した記者が書くんだけど、見出しは基本的に整理部がつけるので、多少の煽り見出しは当たり前。後で見出しがちょっとセンセーショナル過ぎて「記事の内容と合ってないじゃない」と事務所からクレームが入る時があるらしいんだけど、そんな時は「整理部が勝手に煽った見出しをつけちゃったんですよ。僕も知らなかったんです」と言って逃げ切るんだとか。やるなぁ。あ、ちなみにアツの原稿も見出しは編集者さんがつけてくれるんだけど、それが毎回楽しみなのよね。

 とまぁ、いろんな取材があるんだけど、どんなに泣いたり笑ったりのトラブルがあろうと、終わった時にはみんな「おぅ、またな!」と言ってスタジオを後にしていくの。いっつも何かしらの新しい発見があるし、どこを掘っても魅力は底知れず。ジャニーズのタレントさんたちは本当に人との距離感が絶妙で、常に成長していってるところが凄すぎる~! 気がつくとアツはすっかりおいてけぼりをくらってるもの。彼らは見えないところで人知れず努力して、充実した濃い時間を過ごしているんだろうなぁと感心するばかり。

 さぁて、声と態度だけがデカいアツがどこまで彼らに着いていけるのか? 随分と差が出来ちゃったけど、引き続き何とかボチボチ着いていこうと思う所存でありま~す。ムダに長いバカ話にお付き合いいただきありがとうございましたぁ。

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