“なぜ嵐は国民的アイドルに至ったのか”

改めて思えば、20年というのは実に長い年月だと思うのです。生まれた子供は成人します。卒業して入社した新人の多くが管理職になってもおかしくありません。私個人に当てはめてみると、1999年、嵐のデビューと同じ年に結婚した私は、嵐と同じく今年結婚20周年を迎えました。1999年生まれの赤ちゃんが20年を経て成人として社会に巣立つように、1999年入社の右も左もわからなかった新人が20年を経て会社を支える存在になるように、1999年に結婚して初めて知るお互いに驚いていた夫婦が20年を経て多くの生活習慣や価値観を共有するように、1999年にデビューした嵐は、誰よりも濃密な20年を経て、“国民的アイドル”と呼ばれるまでに至りました。

 『5×20』を再生し、最初に流れてきた「A・RA・SHI」を改めて観たとき、ふと印象に残ったのは、嵐5人のまだ余裕のない表情とがむしゃらに踊る姿でした。華々しかったものの、まだ何者でもなかった、そう感じました。それが、5時間かけて再生し終えた頃には、歌とダンスで人の心を躍らせ、私たちの多くの場面に関わり、すっかり威風堂々とした嵐になっていました。今や日本社会にとってこれだけ巨大な存在となった嵐ですが、『5×20』に収録された20年分のアウトプットを振り返ることは、なぜ嵐は国民的アイドルに至ったのか、ある意味その答え合わせとも言えます。

 20年という年月で、多くの人がさまざまな成長をします。嵐はその20年で、唯一無二の存在となりました。『5×20』に収録された5時間に及ぶビデオクリップの数々は、その軌跡であり証です。1回通して観たくらいでは到底紐解けない、それは膨大な証明です。

 来年2020年12月31日には、嵐は活動を休止します。しかし『5×20』を通じて、自分と嵐との関わりを振り返るだけでなく、嵐自身を振り返り探索することで、私たちは壮大な答え合わせをするという尽きない楽しみを得ました。振り返りと答え合わせによって、この先もずっと嵐は私たちの中に存在するのです。本作は、純粋に20年分のビデオクリップを余すところなく収録した作品です。しかしその作品の意味は、嵐がファンとともに、そして日本の社会とともに歩んできた20年の歴史と相まって、単なるビデオクリップ集以上の意味を持つ、そう私は考えます。

 『5×20』を通じて、その関わりの多少を問わず、嵐という存在が多くの方にとって、想像以上に身近な存在であったと感じるはずです。ぜひ一度『5×20』をご覧いただき、皆様の20年を、嵐の20年を、振り返っていただきたいです。

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