KinKi Kidsが大ヒットの「ジャニーズ・エンタテイメント」が5月末で事業終了

〈株式会社ジャニーズ・エンタテイメントは、本年5月31日をもちまして事業を終了させていただくことといたしました。(中略)株式会社ジャニーズ・エンタテイメントの事業終了に伴い、株式会社ジェイ・ストームはJEレーベルの名称を譲り受け、6月1日より『ジャニーズ エンタテイメント(Johnny's Entertainment Record)』レーベルを発足させることといたしました〉


 こう綴られた文書が5月下旬、各メディアに封書で届けられ、業界は騒然となった。


「ジャニーズ・エンタテイメント」は1997年2月、ジャニーズ事務所の関連会社として設立された。立ち上げ直後にリリースしたKinKi Kidsのデビューシングル「硝子の少年」(同年7月リリース。山下達郎作曲、松本隆作詞)は100万枚超えの大ヒット。現在は、少年隊、NEWS、ジャニーズWEST、中山優馬などが所属している。


「ジャニーズ・エンタテイメントはジャニーズグループ企業の中でも“核”と言える会社でした。今回の事業終了の意味が重いのは、同社の代表取締役を務める小杉理宇造氏(71)がジャニーズの最前線から身を退くということです」(レーベル関係者)

小杉氏はワーナーミュージック・ジャパンの代表取締役会長や、山下達郎や竹内まりやが所属する「スマイルカンパニー」の代表取締役社長などを務めてきた音楽業界の重鎮だ。


 ジャニーズの元所属タレントが話す。

「経営者としての手腕は事務所内でも有名でした。小杉さんのことはジャニーズJr.でもみんな知っていた。たまに現場にも顔を見せていたのですが、ジャニーズJr.のみんなからは怖いイメージを持たれていましたね。話すといい人なのですが、基本はコワモテ。そのイメージのせいで、小杉さんがいる現場は常にピリッとしていました」


■「週刊文春」にSMAP分裂の内情を明かした小杉氏
 小杉氏がメディアに登場することはほとんどなかったが、2016年1月、SMAPの分裂騒動に際しては、「週刊文春」の誌面で実名インタビューに応じた。取材は、SMAPの緊急生謝罪がフジテレビ「SMAP×SMAP」で放送されたまさにその日の昼、1月18日(金)の正午から行われ、小杉氏はSMAPをめぐる内情を明かした。


「一度独立を表明した4人のメンバーが事務所に戻るには、当然条件があります。まずは国民的スターの自覚もなく、曖昧な言動でファンや関係者にご迷惑、ご心配をかけたことを謝罪すること。”内”に向けた謝罪も必要です。社長のジャニーをはじめ、事務所の社員にも許しを乞うこと。


 さらに今回は木村君が残るという形でメンバーが4対1に割れてしまった。寂しい思いをした木村君、大切な仲間である彼にも謝るべきだと申し入れました」(2016年1月28日号「週刊文春」より)


 当時は木村拓哉以外の4人が一度は決意した独立計画を断念。SMAPはかろうじて”空中分解”を免れるだろうという機運だった。一連の“修復作業”にも小杉氏は大きく関係していた。

SMAPは結局2016年末をもって解散。しかし、小杉氏は新時代のジャニーズにおいても、次期社長である藤島ジュリー景子氏の“後見役”を務めていくと見られていた。


「ジュリーさんの母親であるメリーさんも、社長のジャニーさんもそれを望んでいたはず。“ジャニーズの番頭”とも呼ばれ、メリーさんが信頼を寄せていた役員・白波瀬傑氏も小杉氏のことを『小杉先輩』と呼んで、一目置いていた。小杉さんが第一線を退くことに不安を感じているタレントは正直多いと思いますよ」(前出・元ジャニーズ所属タレント)


 滝沢秀明氏が率いる「ジャニーズアイランド」の設立に続くように発表された、ジャニーズ・エンタテイメントの事業終了。3年前のSMAP分裂前後から始まったアイドル帝国の“聖域なき構造改革”はさらに加速していく。

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