大野智と知念侑李の関係性

『嵐のワクワク学校』のねらい
 『嵐のワクワク学校』とは、2011年の東日本大震災をきっかけにチャリティーイベントとして開催されたもの。通常のコンサートとは異なり、会場を学校に見立て、着席スタイルで授業を行う。今年のテーマは「修学旅行」。サブタイトルは『時空をJUMP!すべてが愛おしくなる修学旅行』だ。

 Hey! Say! JUMPを助手に迎え、大阪・東京共に3公演、計6公演が予定されている。2020年末で活動の一時休止を発表していること、人気グループの共演とあって、チケット取得はより激戦を極めることが予想される。

 開催発表の知らせを受けてTwitterでは、歓喜の声が多数寄せられていた。中には、活動休止前ということで単独開催もできたのでは? という意見もみられたが、“通常運行”を選んだ。

 “時空をJUMP”とあるだけに、令和を迎えるいまだからこそ、平成生まれが揃うHey! Say! JUMPと、結成からデビューと激動の時代を駆け抜けた嵐が、改めて「平成」を振り返る狙いもありそうだ。

■嵐とHey! Say! JUMPの関係性

 歌番組や冠番組にゲスト出演するなど、これまでに両グループでの共演経験はあるものの、一緒にじっくりとステージを作り上げていくのは貴重な機会だ。

 嵐とHey! Say! JUMPを語る上で、大野智と知念侑李の関係は外せない。すでに嵐として活躍していた大野に憧れてジャニーズ事務所に入所した知念。幼少期から大野のファンで、憧れの人と同じ道を歩んだ。これまでも、雑誌の取材で、自分のことだけを語っていいところでも、大野の名前を出してきたり、時には雑誌内の伝言に「大好きです」と発信したりしたことも。隙あらば一途な“大野愛”を爆発させてきた。

 そして2017年公開の大野主演映画『忍びの国』では、見事に共演を果たした。舞台挨拶で知念は「デビューよりもこの仕事が決まったときのほうが嬉しかったくらい」と喜んでいたのが印象に残っている。

先輩と後輩が手を組んで行う『嵐のワクワク学校』
 そんな様子を改めて振り返ってみると、平成5年に生まれた一人の少年が、憧れの人との共演を果たして新たな時代を迎えるーーそんなドキュメンタリーを見ていたようにも思えてくる。同じように誰かを応援するファンの身として微笑ましく思う。

 先輩と後輩が手を組んで行う『嵐のワクワク学校』。発端は復興支援で、これまでに嵐メンバーは日本各地の被災地に出向き、現地の人々の気持ちに寄り添うようにして、楽しみをもたらしてきた。

 コンサートとは違い、歌やダンス、ファンサービスが中心ではない。彼らが選んだテーマ、伝えたいメッセージはどんなものだろうか。たまには、じっと耳を傾ける時間も素敵だろう。


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