妻・三井ゆりと西城秀樹さんへの感謝

ストイックな野口とは違い、妻の三井は楽観的な性格だといい、それが野口の支えとなったという。

「高校1年生の長女と中学2年生の長男はともに小学校から名門私立に通っていて非常にしっかりとしています。しかし、まだ子供ですから父の病気を知った時は動揺したそうです。三井さんは五郎さんだけでなく、子供たちにも“パパは絶対に大丈夫。だからあなたたちもパパを元気づけてあげて”と言い続けた。いつも前向きな彼女がいたからこそ、家族が一致団結できたんだと思います」(前出・野口の知人)



神様がいるとしたら、秀樹のこと

 家族とともに野口が感謝を捧げるのは、昨年5月に急性心不全で亡くなった親友、西城秀樹さん(享年63)だ。

「五郎さんが例年より早めに人間ドックを受診したのは、昨年、秀樹さんの死を目の当たりにして、より一層健康に対する意識が増したことも影響しています。内視鏡手術をする際、執刀医は“こんなに早い状態で見つかるなんて、野口さんには神様がついている”と言いましたが、五郎さんは“神様がいるとしたら、秀樹のことだよ”と思ったそうです」(芸能関係者)

 西城さんと野口、郷ひろみ(63才)の3人は「新御三家」として日本の音楽シーンをリードした。なかでも野口と西城さんは、2002年にそれぞれの第1子が2日違いで生まれたこともあり、家族ぐるみのつきあいをしていた。

 西城さんが脳梗塞を発症すると野口は闘病生活に寄り添い、亡くなった後は、何度も西城さんの自宅に足を運んで亡骸に語りかけた。

 昨年5月26日、東京・青山葬儀所で開かれた西城さんの告別式。野口は真っ赤に泣きはらした目で、何度も言葉を詰まらせながら、こんな弔辞を読んだ。

「ぼくもひろみも秀樹の代わりになれないけど、まだしばらくはお前の分もがんばって歌うからね」

 その「約束」を果たすべく、野口は食道がん手術に臨んだ。無事に手術が終わった後、西城さんの妻・美紀さんが野口を見舞ったという。

「その時、五郎さんは美紀さんに“いつもより早く人間ドックを受けたのは、秀樹が天国から『早く受けろ』と言ってくれたからです”と告げました。さらに、“秀樹が助けてくれたんだ。秀樹が『頼むよ、まだお前はがんばってくれ』と言ってくれている気がするんだ”と美紀さんに話したそうです」(前出・芸能関係者)

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